・平成20年 ヒヤシンスハウス

平成20年、埼玉県の別所沼のヒヤシンスハウスを訪ねる。


別所沼は公園になっていて散歩や釣人で賑わっている。

昔の別所沼の写真。


ヒヤシンスハウス。詩人立原道造は友人の住むこの別所沼に理想の
小規模ハウスを建てようとした。東大建築家を最優秀で卒業した道造は
建築事務所に就職するが24歳の若さで夭折する。道造の理想を実現
する為、有志の皆さんが道造の設計を元にこのヒヤシンスハウスを作った。
詩人として有名だが建築家としても素晴らしい人であった。

角の窓ガラスの開放的なデザイン。

狭い空間を機能的に使うよう設計した。道造は軽井沢の大都市計画なども
設計したが、このような小規模設計にも心血を注いだ。
ルコルビジェも地中海の「海の見える小屋」を設計したが海水浴中に
心臓発作で死亡した。道造もこの小さな家に建築家としての理想を目指した。

角の窓は狭い小屋の解放感を目指した。

立原道造の設計とデザイン。

隠れ家の山小屋のような家である。

別所沼を散歩中のフレンチブルドック。


その後、埼玉県立近代美術館を見学する。

美術館の彫像。

ウイリアム・モリスの展覧会を見学する。
モリスは自然な装飾デザインで一斉を風靡したイギリスの芸術家だ。

ヒヤシンスハウスを見学した楽しい旅であった。

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