R7年6月16日～17日、関宿、桑名旅行に行く。
梅雨の間の晴れ間を狙っていったが35度以上の猛暑。
熱中症にならないよう休み休み行く。
のぞみ297号で東京7：18発、名古屋8：54着予定で向かう。
ハムサンド、クリームパン、アイスコーヒーの朝食をいただく。
名古屋駅に到着。
関西本線亀山行きの急行に乗る。急行と言っても2車両だけ。
1時間19分で亀山駅に着く。ここで各駅に乗り換え。
隣りの関駅まで各駅は1車両。整理券やドアの開閉も乗客がやる。ワンマンバスみたい。
乗客はまあまあいる。
6分で関駅に着く。無人駅。切符は車両の中で出した・
周りは山だらけ。
関駅の玄関。関宿まではすぐである。
天理教の教会。関西には多い。
すぐ関宿に出る。西の追分方面。先には坂下宿がある。その先や京都である。
この道は旧東海道で多くの旅人が行き交った。
東の追分方面。この先に亀山宿がある。
とりあえず関宿の入口の東の追分まで行く。入口は急に下っていく。
関宿の入口の東の追分には伊勢神宮の一の鳥居がある。
これは伊勢神宮の宇治橋の鳥居で、この鳥居の下の道が伊勢へ続く道である。
関宿の所々に関宿の俳句が飾られている。
中山道には奈良井宿、妻籠宿、馬籠宿多くの宿場が残るが東海道は少ない。
よくこれだけの宿場が残ったものだ。それほど有名でないので観光客も少ない。
もったいない話である・
岩田油店。
関の山車会館。
各家庭で異なる松飾り。洒落ている。
食工房セルクル。
ご馳走場。「馳走」の意味は「走り回る」の意味で大名行列を宿役人が本陣まで
案内した場所。ここから「もてなす」「世話をみる」の意味が生まれた。
関神社。
木崎町山車倉。町々で山車を持っている。
木崎町の山車の写真。この巨大な山車が豪華で道一杯だったので
「関の山」の語源になった。そこが頂点の意味もある。
鮮魚青果商店。
関まちなみ資料館。残念ながら月曜日は休館。
しき島肥料店。
三番町山車倉。
三番町の山車の写真。豪華である。江戸時代に栄えた町は
京都の祇園祭を模した山車の祭がある。
百六里庭。２階から無料で街並みを望める施設。
百六里庭は江戸から関宿まで百六里との事。
2階から関宿の全景が見える。
西の追分方面。
東の追分方面。
川北本陣跡。
高札場。条例や連絡を掲示した。
関郵便局。街並み合わせて和風造り。
旧落合住宅。休憩所になっている。店番のおじいさん二人と会話する。
落合家は旅籠だったらしい。風が心地よい。
外は35度の暑さ。畳の部屋は涼しくて気持ち良かった。20分ほど休む・
関地蔵院。ここからは寺が多い。
歩いて関宿の西の追分まで行く。この先は坂下宿、京都である。
関駅の待合室へ戻り、12時59分の亀山行きの電車を待つ。
電車は1時間に1本なので早めに駅で待つ。
シフォンケーキとクッキーで昼食。
亀山駅へ戻る。
亀山駅。亀山市は人口49369人。シャープの亀山工場が有名だったが中国の
企業やアップルに買収されたがｉＰｈｏｎｅなどの液晶技術は健在らしい。
観光では亀山城、関宿、亀山宿が有名。
駅前にはヤマトタケルとオトタチバナヒメの像がある。
ヤマトタケルはこの近くの能褒野で亡くなり陵がある。
オトタイバナヒメもこの地域の出身らしい。
亀山市図書館。
亀山城の見晴台。坂道で疲れたのでここで20分ほど休む。
この見晴台を横切る道が旧東海道らしい。右上の坂を上がると亀山宿らしい。
亀山宿の石碑。亀山宿は旅籠など殆ど残っていない。
飯沼慾斎の生家跡。飯沼慾斎は蘭学の医師。苦学して多くの人を救う。
本草学者でもあり、リンネの植物分類法を日本で最初に採用した「草木図説」を
出版した。
西の丸庭園。亀山城の堀の一部。
加藤家長屋門。家老の加藤家の門。
石井兄弟仇討碑。江戸時代、石井兄弟はここ亀山城の門外で赤崎という
父の敵を討った。歌舞伎や浄瑠璃でも有名らしい。
亀山城の多門櫓。現在では天守などなく、この多門櫓のみが残る。
桜の季節には美しい城の姿が眺められる。
竃山神社。
大久保神官邸宅門。亀山城の鎮守社として鎌倉時代に創建した南崎権現社の
神官の大久保家の門。
余りに暑いので竃山城の隣りにある亀山市役所に避難する。
竃山市役所の玄関。自販機でポカリスエットを買って休む。
クーラーが効いていて助かる。
今日の宿、アパホテル三重亀山に15時に入る。17時の予定だったが
余りに暑いのでギブアップ。5時間歩いた。熱中症になると大変だからな。
アパホテルのフロント。ＱＲコードのワンタッチアクセスで受付済む。
一泊7800円だが隣りのセブンイレブンの1000円有料券付き。実質6800円。
アパホテルの部屋。クーラーを効かして休む。
1階の大風呂に入って疲れを取る。
今日の夕食はセブンイレブンで買った豚肉キャベツ丼、
柿ピー、ビール。早くベットに入り、疲れを取る。
次の日、8時26分の桑名行きの電車に乗る為、竃山駅に行く。
朝から余りに暑いのでチョこアイスをいただく。
関西本線の各駅で45分。桑名駅に到着。
桑名駅東口に出る。
桑名市の観光案内所。
観光案内所で観光地図をもらう。真ん中が駅。右が観光目的地。
八間通り。
桑名名物、安永餅。細長い大福みたいな餅。
海蔵寺。この寺には薩摩義士の墓がある。
薩摩義士23人の墓。江戸時代、幕府は木曽川、長良川、揖斐川の改修工事を
薩摩藩に命じた。薩摩藩は900人を超える人数で突貫工事を行う。1年で完成するが
総費用40万両（約320億円）で84人の死者を出した。薩摩義士23名は幕府への
抗議で切腹した。
通り井。桑名は海に近い為、井戸に塩分が多かった。それで裕福な商人が
川の水を引いて井戸を作った記念碑。
レンガ張りの水路。奥に見えるのは浄土寺。本多忠勝の墓があるらしい。
揖斐川の巨大な水門。
六華苑の入口の長屋門。六華苑は桑名の豪商の諸戸清六氏の屋敷と庭園。
親子二代の諸戸清六氏の写真（パンフより）。
二代目も親の名を継いだ。親子二代で水運と米相場で
巨万の富を築く。日本一、山林、田畑を所有する大金持ち。
六華苑は息子が26歳の新婚の新居だというから驚きである。
奥様は桑名の殿様の娘らしい。初代は父の借金を返して
１代で巨万の富を築く。地域の水道を造り、学生援護もした。
建物も大きいが庭園はもっと広大である。父の諸戸清六氏は隣りの東京ドーム
二つ分の邸宅に住んでいたというから驚きである。
鹿鳴館を作ったジョサイア・コンドル設計の洋館塔屋。地方にあるコンドルの作品は
これだけらしい。どれだけのお金を払ったのかな。日本一のお金持ちらしい。
隣りには和風の広大な邸宅もある。
洋風なローズ・ガーデンもある。
トイレの脇には巨大な藏がある。
巨大な和風邸宅が入口らしい。
洋館のフロアー。
多くの部屋がある。商売の接待用だったのだろう。皇室並みの建物である。
二階へ上がる。
二階の居室。
二階からの眺め。素晴らしい庭園だが熱中症になるとやばいので観なかった。
和風邸宅の方にも大部屋が沢山ある。
広大な邸宅の庭園を観ながら30分休む。風が涼しい。外は35度の暑さである。
六華苑隣りの「桑名七里の渡し公園」。父の諸戸清六の邸宅を公園にした。
東京ドーム二つ分の敷地。六華苑も父の邸宅も桑名市に寄贈された。
現在の相続制度では維持できない。
揖斐川の堤防沿いを歩く。暑い。向こう岸の水門の先は「なぼなの里」らしい。
住吉神社。
住吉浦。
蟠龍櫓。七里の渡しの目印の櫓。桑名城の一部。
伊勢国一の鳥居。ここから伊勢の国の目印。熱田神宮から七里の渡しでここへ着く。
桑名本陣跡。
舟会所跡と問屋場跡の碑。舟会所は船の手配と旅人の安全を管理した。
問屋場は水運と馬の物流の管理をした。今は空き地である。
桑名宿。この道は旧東海道。桑名の名物のハマグリ料理屋がある。
桑名城へ続く橋を渡る、
揖斐川からの水路。桑名城の外堀でもある。桑名城は川城でもある。
外堀に建つ柿安ビル。牛肉の名店らしい。
本多忠勝の像。徳川家康の忠臣。桑名城を家康から任された。
多数の戦に参加しながら傷一つなかったという猛将。蜻蛉切りというヤリが有名。
鎮国守国国神社。松平定信の時にできたらしい。
この神社の奥に桑名城の天守台跡があるらしい。暑いので省く。
暑いので神社脇の休憩所で30分休む。あんパンとお茶で昼食。
桑名城の天守は元禄時代に焼けて、幕末には新幕派だったので焼かれて
しまってほとんど残っていない。
九華公園。桜やツツジで有名。
春日神社の青銅の鳥居。
春日神社。
石取会館。元は銀行との事。地元の石取祭りの会館になっている。
石取祭りの山車。神事で川の石をとって俵に詰めて神社にまく。
桑名市博物館。
松平定信の展示をやっていた。松平定信は徳川吉宗の孫で奥州白河藩藩主。
老中になって寛政の改革を実行。息子の代に桑名藩に移封になる。
桑名藩と定信にはご縁がるようだ。資料も多い。
刀と千羽鶴の撮影だけ可。千羽鶴は連結の鶴らしい。
寺町通り商店街。
暑かったので早めの帰宅。のぞみ234号、名古屋発14：06、東京着15：45に乗る。
新幹線の中で休む。
秋葉原駅に着いて食欲が出て来たのでカレーそばセットをいただく。
6月の梅雨の間の猛暑の中、熱中症にもならず無事帰宅。
健康で旅に出掛けられて感謝である。
